Live2Dとは

魅力的なキャラクターのイラストが動くスマートフォン向けゲーム。画面の向こうでまるで生きているかのように振る舞うバーチャルYouTuber。
近年さまざまなところで目にする「動くイラスト」を支えているのがLive2Dという制作ツールです。Live2Dの登場で、魅力的なイラストを使ったアニメーション制作が容易になり、スマートフォンやPCなど、プラットフォームの垣根を超えてさまざまな分野のサービスで使われる世界標準の制作ツールになっています。


2Dのイラストに変形や関節の設定をすることで
簡単に動画用のモデルを作成することができる。
Live2Dとは、株式会社Live2Dが開発した日本製のアニメーションツールです。
骨組みで動かすよりも「面」を動かすことでアニメーション(動き)をつける仕組みが最大の特徴。
細かい制作の流れは後述しますが、元イラストを動かしたい箇所ごとに切り分け(パーツ分け)、各パーツの可動範囲を決め(モデリング)、設定した可動範囲をもとに動きをつける(アニメーション付け)ことでなめらかな動きを実現できます。
Live2Dは表情やしぐさなどキャラクターらしさを表現する細かなモデリングが得意であるため、モーションキャプチャの対応が必要となるVTuberモデルに多く採用されています。
Spineなど他にも2Dアニメーション制作ツールはありますが、Live2Dは日本製ということもあり、日本語資料が豊富である点も特徴といえます。
VTuberモデル

VTuberとはバーチャルYouTuberのことで、アバターを使って動画配信を行う方のことを指します。
VTuberモデルを作る際3DCGが使われることもありますが、Live2Dでの制作が主流となっています。VTuberモデル=Live2D、というイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
Live2Dの強みである表情などの繊細なアニメーション表現により、VTuberモデルの制作に欠かせないツールとなっています。
シンプルな絵柄、立体表現の少ないアニメーションであれば、他のツールでも実現はしやすいため、Live2Dへの導入に繋げることが難しかったのかも知れない。
アニメ・ゲーム
Live2DはVTuberだけでなく、ゲームやアニメ作品にも活用されています。
例えばキャラクターの立ち絵やイベントシーンなど、より自然で没入感のある体験をユーザーに提供することができます。
特にゲームでは主にスマートフォンゲームに採用されており、ホームの待機画面でお気に入りのキャラクターの髪がふわふわと揺れている姿などはイメージしやすいかもしれません。
Live2Dで動きを作ることで2Dイラストの雰囲気を保つことができるので、なめらかで魅力的な表現を可能にしてくれます。
デジタルサイネージ・広告活用
Live2Dはエンタメ領域以外に、広告などビジネスの場で活用されるシーンも増えています。
例えば、ディスプレイなどの電子機器を使って情報を発信するデジタルサイネージ(電子看板)があります。
Live2Dを使い企業キャラクターに動きをつけアイキャッチや広告などに使用することで、より目を引くデザインの店舗案内や広告宣伝を行うことができます。
Live2Dの魅力
- 立体的な表現力: Live2Dを使用することで、平面的な2Dキャラクターを立体的に表現することができます。これにより、キャラクターがよりリアルで魅力的に見えるようになります。
- 滑らかで自然なアニメーション: Live2Dは、キャラクターに滑らかで自然な動きを与えることができます。表情や身体の動きがリアルであり、視聴者により深い没入感を提供します。
- リッチなインタラクティブ体験: Live2Dを使用すると、視聴者とのインタラクティブな体験を実現することができます。キャラクターが視聴者の動きや操作に反応し、より深い関わりを生み出すことができます。
- 柔軟性と拡張性: Live2Dは、さまざまなプラットフォームやデバイスで使用することができ、さまざまなコンテンツに組み込むことができます。また、豊富なカスタマイズオプションにより、クリエイターは自分のビジョンを実現するための柔軟性を持っています。
以上の特徴により、Live2Dはクリエイターにとって魅力的なツールとなっており、様々なプロジェクトで幅広く活用されています。
Live2Dおすすめな人

社内に長編アニメを制作できるクリエイターも作成できるLive2D。描画コストが高い絵でも自在に動かしている動画も多い。
直観的に操作、作成が可能なアニメーションを無料登録で使ってみたい方には是非ともおすすめしたい。
Live2Dの会員登録はこちらから
会員登録自体は無料で簡単、すぐに完了します!
プレビュー機能は登録なしでも使用できますが、 主要な売買機能やコミュニケーション機能は会員登録が必要です。
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