オークファンはヤフオクせどりの定番リサーチツール。
しかし、無料から有料までプランがあり「どれを選べば良いの?」と迷ってしまう方も少なくないでしょう。
本記事では、オークファンの無料版と有料版の違いについて解説します。
オークファン無料版と有料版の違い:4つのプラン
上の表にある通り、オークファンには全部で4つのプランがあります。
無料版と有料版では、利用できる機能や制限回数に違いが出る仕組みです。
結論からいうと、せどりで稼ぎたいなら少なからず有料版を利用しましょう。
なぜなら、オークファンの肝である「落札相場検索」と「期間おまとめ検索」を十分に活用できないからです。
リサーチは「過去に売れた商品データ」をもとに仕入れを判断していきます。
無料版の場合、落札相場は過去6ヶ月までで、月3回までしか検索できません。
効率的かつデータをもとにリサーチしたい方は、有料版オークファンをおすすめしますが
まずはサクッと無料会員を済ませて使ってみることを断然おすすめします!
無料会員
オークファンの無料会員は「試しにリサーチしてみたいな」という方におすすめです。
月額料金がかからないので、課金に抵抗があるせどり初心者でも安心して使えます。
画面自体は有料版オークファンと同じです。
ただし、商品一覧には開催中のオークションや広告なども含まれます。
表示速度も4つのプランの中で最も低速。
- 落札相場検索:6ヶ月まで
- 期間おまとめ検索:月3回まで
上記の通り、機能面で考えると「リサーチツールとしては使えないな」という印象です。
あくまでもオークファンを利用するのがはじめての初心者向けとなっています。
誰でも無料で使えるので、まだ利用していない方はマストで登録しておきましょう。
ライト会員
オークファンライト会員は、月額330円でより詳細なデータを分析できるプランです。
- 落札相場検索:10年間
- 期間おまとめ検索:月10回まで
上記の通り、落札相場検索が過去10年までチェックできるので、膨大なデータを参照できます。
ただし、月10回までと利用制限がかかっているのがネックなポイントです。
せどり初心者からすると「月10回もチェックできれば十分なんじゃない?」と思う方もいるでしょう。
しかし、実際にリサーチを始めると、1時間ほどで利用制限に達してしまいます。
- 週に数回しかリサーチしない
- 他にリサーチツールを持っている
- 課金コストを下げたい
上記のような方は、ライト会員を選択すると良いでしょう。
プレミアム会員
オークファンプレミアム会員は、せどらーの利用者数が最も多いスタンダードプランです。
- 落札相場検索:10年間
- 期間おまとめ検索:月1000回まで
ライト会員との違いは「期間おまとめ検索」が月1000回まで可能なところ。
リサーチツールとしてだけでなく出品作業や利益計算など、ヤフオク運営に役立つ機能も備わっています。
商品一覧ページの表示速度も速く、ストレスフリーでリサーチできるのもメリット。
ヤフオクで商品を仕入れる際も、複数のオークション出品を同時にチェックできます。
気になるオークションを全て登録しておき、仕入れ作業を自動化することも可能です。
多機能ながら、 月額998円とコスパに優れたプランと言えるでしょう。
オークファンプレミアムの機能
オークファンプレミアムの機能は以下のとおりです。
- 落札相場検索(10年間)
- 期間おまとめ検索(月1200回)
- 入札予約ツール
- マイブックマーク
- 検索アラート
- かんたん出品ツール
- 出品テンプレート保存
- 利益計算ツール
- 一括注目ツール
- Amazon検索機能
- 出品者検索
- 検索条件保存
- 検索結果広告非表示
- 商品詳細広告非表示
- 一括再出品ツール
- 一括評価ツール
- オークション出品モニター
- 出品テンプレートフォトプラス (月20回、保存件数10件、保存期間14日)
- 落札データダウンロード (月20回)
- マイ出品ストレージ (月20件)
- 売上集計システム
- ヤフオク!お宝アイテム
- 定番本「せどり」リスト
- タオバオマニュアル
「ストア分析」「グローバル検索機能」の2機能(プロPlusのみで利用可能)を除いたオークファン全ての機能が利用できます。
オークファンでは、会員プランごとに利用できる機能が異なります。
オークファンプレミアムのメリット
オークファンプレミアムのメリットを紹介します。
オークファンの基本機能は使えるのは当然ですが、これから紹介する機能が便利です。
落札相場が10年分検索できる
オークファンプレミアムでは、過去10年分のヤフオク落札相場が検索できるので、一般的な商品から出回りの少ないレア商品までチェックできるメリットがあります。
無料版のオークファンでは、過去6ヶ月間の落札データしか検索できないため、出回りの少ない希少品の価格をチェックするのには限界があります。
例えば、1年に1度出回るかどうかの商品を販売したい時には、いくらで出品すれば妥当なのか判断できないからです。
それに対し、オークファンプレミアムでは、過去10年分の落札データにアクセスすることができるため、長期間の相場チェックが可能になります。
レア商品や希少品の長期的な価格動向を正確に把握することができるメリットがあります。
期間おまとめ検索の上限が1200件
オークファンプレミアムでは、期間おまとめ検索は月1200回までできるので、心置きなく相場チェックができます。
プレミアムになることで一気に月の上限が上がるので、ヤフオク物販の仕入れ判断をしたい人にとっては必須となります。
一括再出品ツール
「一括再出品ツール」は、ヤフオクで出品終了した商品を一括で再出品できる機能です。
複数の商品を出品している場合は、かなり便利なので使い勝手がいい機能となります。
複数の商品を再出品しようとすると、意外と手間がかかりますよね。
オークファンプレミアムを利用すればまとめて再出品できるので、再出品作業の時間短縮に繋がります。
一括再出品ツールを利用した再出品手順は簡単です。
オークファンにヤフオクで終了した商品の一覧が表示されるので、再出品したい商品にチェックを入れて「選択したアイテムを再出品する」ボタンをクリックします。
選択した商品が表示されるので、オークション終了日時、発送までの日数を設定したら「再出品する」ボタンをクリックすればOKです。
- 前回出品時に設定している金額やその他の項目は、すべてそのまま引き継がれます。
- 注目のオークションや太字、背景色などの有料オプションは引き継がれません。
- 一括再出品ツールでは、自動値下げ設定はできません。
なお、1商品ごとに個別に出品することもできます。前回の設定から変更したい項目がある場合は、個別に出品して変更しましょう。
利益計算ツールが使える
オークファンプレミアムでは、利益計算ツールが使えます。
利益計算ツールは、各マーケットプレイス(ヤフオク、Amazon、eBay)の手数料などを自動で計算し、利益を算出してくれる機能です。
Yahoo!プレミアム会員の有無、注目のオークション利用料なども含めて計算できます。
ヤフオクで販売するときはもちろんのこと、ヤフオクとAmazonどちらで販売したら利益が残るかチェックしたい、といった場合にも使えます。
シンプルデザインで使いやすいのもGoodです。
売上集計システム
売上げ集計システムは、マイページに売上集計が表示される機能です。
当月と過去3ヶ月の「総落札額(売上)」「平均落札額」「総落札数」「落札率」が一覧表示されます。
また、当月と過去3ヶ月の「売上金額」「売上数」「平均売上額」がグラフ表示されるので、デイリーの数字も確認できます。
目標額を設定することもできるので、達成度合いの確認が可能です。
さらに、売上データをベースにしたユーザー自身の売上ランキングも表示されます。オークファンユーザーの中でどの位置にいるのか確認できるので、モチベーションアップにもつながります。
検索アラート件数が60件まで登録できる
オークファンでは、登録したキーワードの新規出品情報を「メール通知」または「ブラウザの通知」で受け取れる「検索アラート」機能があります。
欲しかった商品が出品されると通知してくれるので、欲しい商品が出品されていないかこまめにチェックする必要がなくなるのがメリット。
検索アラートに登録できる件数はオークファンの会員種別によって異なり、プレミアム会員になると60件まで登録することができます。
- 一般会員:6件
- ライト会員:30件
- プレミアム会員:60件
流通の少ないレア商品などは、定期的にチェックしないと出品があったことすら知らずに出品が終了していたなんてこともあります。
登録できる件数が多ければ多いほど、自動で新規出品の商品を知ることができるので利便性が高くなります。
オークション出品モニター
オークション出品モニターは、ヤフオクに出品している商品のステータスを一覧で確認できる機能です。
ヤフオクの出品中一覧からも確認できますが、オークファンのほうが表示される項目は多いです。
オークション出品モニターで確認できる項目は以下のとおり。(ヤフオクのマイページと比較してみます)
表示項目 | オークファン | ヤフオクの出品中一覧 |
---|---|---|
オークションID(商品ID) | ||
画像 | ||
タイトル(商品名) | ||
開始価格 | ||
現在価格 | ||
入札数 | ||
個数 | ||
最高入札者 | ||
アクセス | ||
ウォッチ | ||
値下げ交渉 | ||
メール(質問) | ||
未回答 | ||
違反報告 | ||
残り時間 | 残り日数・時間 | 残り日数 |
ヤフオクの出品中一覧は以下のとおり。
オークファンプレミアムのオークション出品モニターは以下のとおりです。
ヤフオクでは出品中一覧から個別の商品ページを表示しなければ確認できない項目が、オークファンであれば1つの画面で確認できます。
広告非表示で表示がスッキリ
オークファンプレミアムになると「検索結果」と「商品詳細画面」の広告表示がなくなります。
無料版のオークファンだと以下(赤枠の部分)のように、画面の一部に広告が表示されます。
広告が表示されていると、画面の情報が見にくくなってしまいますが、広告の表示がなくなることで、よりスムーズに商品情報をチェックすることができます。
オークファンプロPlus
オークファンプロPlusは、月額11,000円と最も高額かつ高機能なプランです。
- 落札相場検索:10年間
- 期間おまとめ検索:無制限
期間おまとめ検索の利用制限がないのもプロPlusプランならでは。
表示画面も、その他のプランとは違う形になっています。
ヤフオクだけでなくAmazonにも対応しているため、プロPlusのみで複数のサイトを横断的にリサーチ可能です。
プロPlusならではの便利機能は以下の通り。
- ライバル出品者の売上や商品をチェックできる
- 市場のトレンドを把握できる
- ツール内で仕入れまで完結できる
- 専用サーバーで高速表示
- 700億以上の膨大なデータをチェックできる
正直かなり高機能なツールなので、せどり初心者にはおすすめしません。
ヤフオクせどりでガッツリ稼いでいる人は、プロPlusを活用することでさらに上を目指せるでしょう。
ヤフオクリサーチツールの最高峰かつ、管理ツールとしても使えるプランになっています。
最もおすすめはプレミアム会員
無料版から有料版まで全4つのプランがあるオークファンですが、最もおすすめはプレミアム会員になります。
- 無料版:リサーチツールとして使えない
- ライト会員:利用制限がキツい
- プレミアム会員:コスパ最高
- プロPlus:月額費が高い、多機能すぎ
上記の通り、月額費と機能を考えるとプレミアム会員のコスパが際立っています。
リサーチツールとしての機能を網羅しており、かつ手頃な価格なのはプレミアム会員のみ。
また、ライト会員とプロPlus会員よりも、プレミアム会員の方が古くからサービスを提供しています。
オークファン自体もプレミアム会員に力を入れていることが分かるでしょう。
有料版で迷っている方は、プレミアム会員を選べば問題ありません。
まとめ
オークファンの無料版と有料版には、リサーチツールの利用制限に大きな違いがありました。
中でもコスパに優れているのは、オークファンのプレミアム会員です。
過去10年に渡る膨大なデータを、毎月1000回もチェックできます。
月額費用も998円で、プロPlus会員よりも圧倒的にリーズナブルな価格でした。
これからヤフオクせどりを始めようと考えている方は、この機会にオークファンプレミアム会員になってみてはいかがでしょうか。
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